「AWS re:Invent 2018 JAPAN PORTAL」の投稿本数グラフが出来るまで #reinvent

「AWS re:Invent 2018 JAPAN PORTAL」の投稿本数グラフが出来るまで #reinvent

Clock Icon2018.11.28

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小ネタです。

現在開催されているAWS re:Invent 2018に合わせて弊社ブログ『Developers.IO』内で展開しているポータルサイト『AWS re:Invent 2018 JAPAN PORTAL』。ここでは一部領域を使って以下の様なグラフを表示して日々のブログ投稿状況を可視化、(主に)現地参加メンバーのブログ投稿意欲を掻き立てている(?)形となっています。

この仕組みは昨年に引き続き行っているものとなりますが、"ちょっとした裏側解説"としてこのグラフがどの様にして出来ているかを当エントリでお話したいと思います。

Tableau Publicを活用したコンテンツ公開手順

...とは言いつつも、そこまで特別な・スゴい事をしているという訳ではありません。Developers.IO読者の皆様であればこれまで一度は目に・耳にしているであろうBI製品『Tableau』を使ってこのグラフ及び仕組みを構成しています。

グラフ(ここではVizと呼びます)作成から公開までのざっくりな流れは以下のようなものとなります。

  • 1.可視化に必要なデータを入手
  • 2.Tableauでデータを使い、Vizを作成
  • 3.Vizを指定の形式で出力
  • 4.Tableau PublicにVizを公開(Publish)
  • 5.公開したVizをWebサイトに埋め込み表示
  • 6.閲覧

1.可視化に必要なデータを入手

グラフ描画、Vizで表現したい内容を実現可能なデータを然るべきとこから入手します。今回の場合は『ブログ投稿データ』と『投稿に先立っての"目標"本数情報』でしたので、前者をブログで管理されているデータから引っこ抜き、また後者については別途『目標データ』として用意しました。

2.Tableauでデータを使い、Vizを作成

データをVizで扱いやすい形に整えます。今回は普段検証用としても活用しているAmazon Redshiftクラスタ内のスペースを間借りする形でテーブルを用意して『投稿データ』を投入、別途用意した『目標データ』をEXCElで用意してTableau上で結合して利用しています。

3.Vizを指定の形式で保存

作成したTableau Vizを、後述する『Tableau Public』へアップロード可能な形で保存・出力します。Tableau Publicの詳細については下記のエントリをご参照ください。ざっくり言うと『無料で利用可能な、Tableau Vizを公開・共有するWebサービス』という感じでしょうか。同じく『Tableau Server』もコンテンツの公開・共有(Tableau用語的には"パブリッシュ(publish)"と言います)が可能となっていますが、Tableau Serverではワークブックやデータの形が様々なタイプでパブリッシュ可能なのに対して、Tableau Publicではパブリッシュ可能な形式が制限されています。

Tableau PublicはWebサイトとは別に、デスクトップツールも公開されています。こちらも無料で利用可能です(その代わり、利用可能なデータソースや機能が少数に限られています)。今回は仕事でも使っているTableau Desktopがあるのでそちらを使いますが、操作手順的には変わりません。

Tableau Publicの場合、データを『抽出ファイル』と呼ばれるファイル形式で保存しておく必要があります。

4.Tableau PublicにVizを公開(Publish)

Tableau Publicを利用するにはユーザー登録(無料)が必要です。ログイン出来ることを確認後、メニューからTableau Publicへのパブリッシュを選択。

程無くしてTableau Publicへの公開が完了します。

5.公開したVizをWebサイトに埋め込み表示

パブリッシュしたVizは表示・ダウンロードなどの設定が可能です。必要に応じた内容を設定してください。

Vizのメニューの所定の箇所から、『埋め込みURL』の取得が可能となっていますのでこの値をコピー。

あとは、このコードを任意のWebサイトの表示させたい箇所に貼り付けるだけです。とても簡単ですね。

6.閲覧

あとは任意のブラウザでページにアクセスするだけ。

このVizについては、初期表示は現地参加メンバー全員分の目標と実績を表示していますが、任意の著者の実績本数(桃色)の棒グラフ部分を選択すると、

連動してグラフ下部にある「エントリ一覧」がその著者で絞り込まれます。

また、「エントリ一覧」上部にある検索窓を使って、タイトルのワイルドカード検索も可能です。

「エントリ一覧」の各行タイトル部分を選択すると、対応するDevelopers.IOのエントリに遷移する事も可能です。

まとめ

という訳で、ポータルサイトのTableau Viz共有に関するちょっとした解説記事でした。

当エントリ投稿時点(日本時間:2018年11月28日 13時過ぎ)で投稿されているエントリ本数は現地メンバーのみで174本、全社員でカウントすると182本という数字になります。注目のキーノート(x2)がまだ行われていない状態でこの本数。キーノートでの諸々の発表が為された後はどの様な状況になっているのでしょうか。怒涛の勢いで発表されるであろう新サービス・新機能と合わせて、そんなクラスメソッド社員達の「ブログ投稿に於ける闘い」の行方も見届けて頂けますと幸いです。

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